突合せ試験片による評価
評価基準

突合せ試験片による評価基準
突合せ試験片による評価結果
金属 | 樹脂 | PPS | PBT | PA6 | |||
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メーカー | TS社 | TR社 | P社 | TR社 | U社 | U社 | |
フィラー | 有り | 有り | 有り | 有り | 無し | 有り | |
アルミ (A1050) |
初期接合 | 樹脂残り良好 (43Mpa) |
樹脂残り良好 (41Mpa) |
樹脂残り良好 (29Mpa) |
樹脂残り良好 (41Mpa) |
樹脂残り良好 (40Mpa) |
樹脂残り良好 (48Mpa) |
恒温恒湿 試験後 |
樹脂残り良好 (40Mpa) |
樹脂残り良好 (40Mpa) |
樹脂残り良好 (28Mpa) |
樹脂残り良好 (32Mpa) |
樹脂残り無し (5Mpa) |
樹脂残り無し (11Mpa) |
|
温度変化 試験後 |
樹脂残り良好 (44Mpa) |
樹脂残り良好 (40Mpa) |
樹脂残り良好 (30Mpa) |
樹脂残り良好 (40Mpa) |
樹脂残り良好 (24Mpa) |
樹脂残り良好 (51Mpa) |
|
銅 (C1100) |
初期接合 | 樹脂残り良好 (30Mpa) |
樹脂残り良好 (29Mpa) |
樹脂残り良好 (24Mpa) |
樹脂残り良好 (24Mpa) |
樹脂残り良好 (23Mpa) |
樹脂残り小 (15Mpa) |
恒温恒湿 試験後 |
樹脂残り良好 (30Mpa) |
樹脂残り良好 (34Mpa) |
樹脂残り良好 (23Mpa) |
樹脂残り小 (12Mpa) |
樹脂残り無し (10Mpa) |
樹脂残り無し (2Mpa) |
|
温度変化 試験後 |
樹脂残り良好 (36Mpa) |
樹脂残り良好 (32Mpa) |
樹脂残り良好 (17Mpa) |
樹脂残り小 (21Mpa) |
樹脂残り良好 (21Mpa) |
樹脂残り無し (11Mpa) |
突合せ試験片による試験では、金属と樹脂の接合部に対して直角に引っ張り力が加わるために、せん断試験片による測定より正しい接合強度が得られると考えられます。
突合せ試験片による試験結果、PPS、PBTは、「恒温恒湿試験」・「温度変化試験」による劣化がほとんど見られません。PA6は、「恒温恒湿試験」後の接合強度が低下しましたが、これは樹脂が吸湿性であるために樹脂劣化が起こったことが原因です。
自動車メーカーで各種試験を行っていただいた結果、「車載用リチウムイオン電池封口板に本技術が適用可能である」という評価を受けました。