高封止性(高気密性)
試験内容
1. テストピースの形状
下記(左)の形状の金属を使用して、下記(右)形状のテストピースを作製し使用します。

テストピースの形状
2. 封止評価方法
テストピースは金属片にリン青銅、黄銅、アルミニウムを使用し、樹脂はPA6を用います。
封止測定ガスはArガスを用いて、漏れは封止実験用装置に水を張り目視によって確認します。
評価条件は次のとおりです。
- 加圧ガス:Arガス
- 試験温度:25℃
- 加圧圧力:1kgf/cm2
- 加圧試験時間:24時間

封止評価方法の図
Arガスによる封止評価結果
加圧ガス封止評価結果(1kgf/cm2、24時間) | |||
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リン青銅 | 黄銅 | アルミニウム | |
未処理 | 直ちに漏れ | 直ちに漏れ | 直ちに漏れ |
一体接合品 | 漏れ無し | 漏れ無し | 漏れ無し |
大型コンデンサ封口板での評価

大型コンデンサ封口板
端子:アルミニウム、樹脂:PPS
- 耐電解液性(充放電時):液漏れ無し
- 耐熱試験(200℃×72時間):液漏れ無し
- ヒートサイクル試験(-40⇔140℃)×500サイクル:液漏れ無し
- 封止性(電解液 3kgf/cm2):液漏れ無し